これも私の考えです。
高杉は長州の上流武士の生まれで、祖父・父に「跡取り」として過保護にされてきました。しかも、幼時から病弱で、外で容易に遊ぶのもなかなか出来なかった。
成長しても、堅苦しい武士(サラリーマン)生活が待っているだけ。閉塞感ありありの、未来しかない。
そんな中、幕末動乱によって世が揺れ動き、"本当の自分とは違う"無茶な行動・・・みんなが反対するのに、功山寺決起を断行するなど、「自分の決意で、面白く」生きてきた・・・
という感慨ではないでしょうか。そうやって、普通ならできない人生を送れたから、もう充分だ・・・と、高杉は思ったのかもしれないですね。
高杉晋作が死ぬ前に、彼を看病していた野村望東尼に言った辞世の句で「おもしろいこともないこの世の中を俺はおもしろく生きたぞ」という意味で、野村望東尼が「すみなすものは心なりけり」という句を返しました。
野村望東尼の句の意味は「そんなふうにおもしろくいきることができるかどうかは、自分の心しだいです」と言う意味です。
故人の遺作を評論するのは、どうしても私の主観になってしまいますが、彼は結核の患者であり、早いうちから自身の死期を悟っていたのだと思います。従いまして、「おもしろきこともなき世を」とは、彼の闘病生活であり、「おもしろきこともなき世をおもしろく。」とは、それならば、{好き勝手をしていきてやるぞ}と言う気持ちではないかと感じました。 事実、彼は太く短く生きた。
このなかでは、成美堂出版から出ている『物語と史蹟を訪ねて』が良いと思います。
晋作の生涯が簡潔に書いてあり、関連ある史跡なども紹介してあり親切です。
自分もこの本から入りました。
一坂太郎さんはたくさん出していらっしゃいますが、どちらかといえば小説というより歴史研究書に近いと思います。
おそらく1番有名なのは司馬遼太郎さんの『世に棲む日々』でしょうし、面白いと思うのは山岡荘八さんの『高杉晋作』ですが、数巻出ておりますので・・・
また、興味がおありでしたらどうぞ。
高杉晋作、吉田稔麿は、どんな人物だったのですか?
幕末、特に徳川幕府、新撰組は大好きで色々調べましたが、
倒幕派については最近まであまり興味がなく、まったく分かりません。
龍馬についてはさすがに知っていますし、その偉大さも分かりますが。
高杉晋作については・・・奇天烈な人。奇兵隊の「奇」のイメージしかない。
吉田稔麿については・・・初代総理は確実と謳われていた傑物ということは知っているが、
具体的にどれほどの人物だったのか分からない。個人的には、池田屋事件で沖田総司に斬られちゃった人、
という大変失礼なイメージです。